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Randam House


今回の基本ブロックの特徴

A1,A2,Bの3タイプを設定した。 どのタイプも、南北の開口を通して居室や水回りが外気に直接面する工夫や太陽光線を享受する工夫をした。 引き戸を多用し境界を曖昧にする事によリ、様々な活動に対応しやすくした。

(1)A1タイプ/メゾネットタイプ1(下部に1ユニット+上部に2ユニット) 上階にメインの居室がある。3mの奥行きのバルコニーを持つ。面積が最も大きい。

(2)A2タイプ/メゾネットタイプ2(下部に2ユニット+上部に1ユニット) 下階にメインの居室がある。3mの奥行きのバルコニーを持つ。奥行きのある吹き抜けが縦に伸びる空間を形作っている。

・両タイプとも、吹き抜けを持つが、この吹き抜けは幅が1ユニットの幅(2.135m)と小さく、 メゾネットの内部空間における高さの演出を効果的に行いながら、住戸の面積の損失を最小限に抑えている。 また、階段の上り口に設けられた約4畳のスペースは、必要最小限の個室としても利用されるが、 この部分の面積を抑えたことにより、メインの居室部分に割り当てる面積をより大きくすることが出来た。

(3)Bタイプ/フラットタイプ/1層2ユニット。面積が最も小さい。 南北面が開口となっているこの建築の特徴を生かし、南北に長い居室とそれと4枚引き戸で曖昧につながる南北に細長い水廻りのスペースで構成されている。


fig.01

fig.02

fig.03


青葉台での操作

変化に富んだランダムな様相を呈しながらも、面積の小さいフラットタイプを下階に多く、面積が大きいメゾネットタイプを上階に多く配置する操作をした。
周囲を背の高い建物など(東を4階、西を8階、南を8階、北を石積み)に囲まれているので、上階ほど家賃設定が有利と考えたからである。



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