普通の家2 (previous page)住宅

外観

同時期に作られた建て売り住宅が並ぶ4m道路に面した敷地に23坪弱の「普通の家」は建っています。駐車場を兼ねたアプローチを行くと突き当たりは木のフェンスになっており、その右に入り口の引戸があります。

普通の家2 外観

外観

 

 

普通の家2 外観

内部

中に入ると12坪弱の1階の1/3近くを占める大きな土間があり、そこから階段が2階に上がっています。

普通の家2 内部

内部

土間を隔てて、DKと和室が面しています。土間の上は大きな吹き抜けにブリッジが架かっています。

普通の家2 内部

和室から土間を介してDKを見る。

土間は、玄関としてだけではなく、居間として、或いは食堂の延長として活用することができます。

普通の家2 和室から土間を介してDKを見る。

食堂より見る。

吹き抜けは、2階に入る南側の光を1階にも届けてくれます。食堂とキッチンは低いカウンターであいまいに隔てられています。

普通の家2 食堂より見る。

2階個室

2階は、南側の天井を高くとって建物一杯の幅でハイサイドライトを設置し、南の光を有効に取り入れています。天井の勾配は三寸五分とし心地よい内部空間を作り上げています。

2階は、三人のお子さんが大きくなるに従って個室としての使われ方が増えてきますが、固い壁などで仕切ることをせず、吹き抜けを挟んだ両側に「場所」だけを取り、可動家具などであいまいに仕切る工夫などによって、生活の変化に対応できるようにしています。

普通の家2 2階個室

設計概要

住宅地での太陽光の取り入れ方や家族の生活のあり方を、単純な形体の空間として構成しました。
夫婦+子供3人のための住宅です。
東側道路の東西に長い長方形の敷地に建っています。

 

光/
できるだけ北側に配置して、南からの光を取り入れやすくしました。
北勾配の片流れの屋根とし、南側ハイサイドに横長の開口を設置しました。
2階床を螺旋階段の幅で南北に切り、ハイサイドライトや螺旋階段南の大開口からの南の光が1階まで到達する様にしました。

 

家族/
土間とその上部の吹抜けを介して、畳の部屋、キッチン・ダイニング、2階の空間が曖昧につながっています。
畳の部屋は夫婦の寝室として、2階の空間は将来3人の子供のセミプライベートな個室として緩く区切る事もできますが、基本的には、1~2階全てが家族の空間として計画されました。

 

形体/
建築は、長方形平面で、三寸五分勾配の片流れ屋根の、単純な形体です。
外部は、駐車スペースと縁側を、木製の簡単なフェンスで区切っています。

 

その他/
土間;外部的にも内部的にも使えます。土足でも裸足でも使え、居間としても食堂としても使えます。

 

「普通の家」と言うネーミングには、大切だと思われる要素のみで構成しつつ、普遍性のある住宅と言う意味が込められています。普通の家2は、プロトタイプとしての性格も併せ持っています。

普通の家2 設計概要

設計概要

 設計監理 荒木毅建築事務所
     荒木 毅  槻岡佑三子(元所員)
 構造設計 クレモナ建築構造研究所
      白須 正広
 施  工 株式会社 小河原建設
      遠藤 博之(元社員)
 建築用途 専用住宅
 主体構造 木造軸組工法 地上2階
 敷地面積 79.15m2
 建築面積 39.51m2
 延床面積 75.64m2

普通の家2 設計概要
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