CH6 (previous page)コートハウス

北西外観

南北に細長い敷地に建つコートハウス。

 

手前右側が2階建ての北棟、奥左側の三角屋根が南棟で、左側のグレーの立方体が浴室などの水回りとなっています。南棟-北棟をデッキが結んでいます(写真ではデッキの手摺りが見えています)。

 

手前の緩い階段を上がり、ガラスで囲われた玄関に入ります(道路側からの外観)。

CH6 北西外観

通路より中庭方向を見る

玄関を入ると、8畳の中庭があり、正面の南棟とこちらがわ(北棟)が、中庭を介してつながっています。南棟の軒が低くなっているので、中庭にも太陽光が良く入ります。南棟から手前に上っているのが階段です。

CH6 通路より中庭方向を見る

居間(南棟)

南棟内部は吹抜けとなっており、南側上部から太陽光を取り入れます。建て込んだ住宅地ですから、南側隣地にも住宅があり、下部からは光が得にくいのです。
天井の高さを利用して、一部に離れ(書斎)が設けられています(右上の木の部分は手摺り代わりの書斎本棚)。

 

正面右がキッチン、左のグレーの部分が洗面・浴室となっており、水回りがまとめられています。

CH6 居間(南棟)

中庭より北棟を見る

中庭はカナダ杉のデッキが敷き詰められているので、南棟居間から北棟居間へは晴れた日なら素足で中庭を通って行けます。
北棟2階は子供室。南棟に居る母親は子供ととても近い関係にある事が写真からも分かります。
中庭は外部から守られたデッキですが、右上屋上には外に開かれたデッキがあります。

CH6 中庭より北棟を見る

子供室より南を見る

居間から階段を上ると子供室です。南棟の屋根がプライバシーを適度に守りつつ、空に開いています。

 

南棟の書斎に行くには、子供室の前を通り→外に出て左に見える屋上デッキを渡り入る事になります。書斎は、ちょっとした「離れ」とも言えます。

CH6 子供室より南を見る

屋上デッキ

玄関や水回りの屋上が広いデッキになっています。ここは周囲の住宅地に開いており、中庭のデッキとは異なる使い方が楽しめるでしょう。

CH6 屋上デッキ

ある日のCH6

1階居間の様子。

ある日のCH6

ある日のCH6

1階居間の様子。

ある日のCH6

ある日のCH6

屋上デッキより1階の子供達を見るO氏。

ある日のCH6

ある日のCH6

1階北棟の居間で遊ぶ子供たち。

ある日のCH6

ある日のCH6

南棟居間より屋上デッキの御主人を見上げる。

ある日のCH6

「離れ」

2階にある離れのような書斎(den)はこんな感じで使われていました。吹抜け下の家族の気配を感じながらも、一人で落ち着ける空間となっています。

CH6 「離れ」

CH6

都市の住居において、プライバシーを守りながら、周囲にも開かれた家とする方法の一つにコートハウスがあります。
コートハウスはまた、光の取り入れにも有効だと考えました。

 

ch6では、中庭を中心とする守られた家族の生活の場(内部的ゾーン)と、周囲とのつながりを考えた2階デッキなどの場(外部的ゾーン)を作り、周囲の街への接し方に変化を持たせました。

CH6

CH6

南北配置の住宅での、太陽光の取り入れを有利にする方法として次の事を考えました。

 

「南棟」は、北勾配とし軒を下げ、高窓より隣家に邪魔されることなく太陽光を取り入れる。
「北棟」は2層とし、「中庭」を介して十分に太陽光を取り入れる。
「階段」は南から北に上る直階段とし西方向からの太陽光の差し込みを邪魔しない。
「東棟」は平屋として、東方向から中庭への太陽光の射し込みを邪魔しない。

CH6

CH6

また、内部への自然光の取り入れを、コートに開いた大きな窓と吹抜け上部の2カ所からとし、内部空間の充足を計りました。これはまた、空気の流れるルートともなっています。

CH6

設計概要

 主要用途 : 専用住宅
 設計監理 : 荒木毅建築事務所
 構造・構法 : 木造軸組構造2階建て
 敷地面積 : 172.15m2
 建築面積 : 81.04m2
 1階面積 : 80.73m2
 2階面積 : 28.98m2
 延床面積 : 109.72m2

CH6
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