SSS house (previous page)住宅

北側外観(夕景)

三角に近い形をした20坪弱の敷地に建つ住宅です。大人の5人家族が住めるように工夫されました。

 

螺旋階段のまわりに少しずつ高さを変えて「床(Floor)」を作ることにより、空間を有効に使った個室の配置としました。土地の高さを+0mとすると、-1.45m/+0.15m/+1.15m/+2.55m/+3.75mの高さに部屋があります。

 

上記写真の建物正面の窓は、一番下が-1.45mレベルの部屋の窓、真ん中が+1.15mレベルの部屋の窓、一番上が+3.75mレベルの居間の窓です。

SSS house 北側外観(夕景)

個室(+1.15mレベル)

螺旋階段はパンチングメタルにて作られ、上部からの光を下に届けます。

 

正面階段下に洗面所などの+0.15mレベルが少し見えています。左側丸い壁にトイレがあります。右側スポットライト横の扉は+2.55mレベルの床下収納となっています。

 

道路面から1m程の高さのこの部屋は、ご両親の寝室兼書斎として使われます。

SSS house 個室(+1.15mレベル)

階段と天井

階段を見上げたところです。最上階の折板の天井が見えています。

SSS house 階段と天井

個室(+2.55mレベル)

この個室にはパンチングメタルにてベットが作られました(上部から採光を取っています)。写真では見えませんが右側の壁に引戸があり、ここからも先ほどの「広い床下収納」につながっています。

SSS house 個室(+2.55mレベル)

居間・食堂(+3.75mレベル)

最上階は全体が居間・食堂として使われます。先ほどの+2.55mレベルの個室が左側に見えています(グレーの部分)。その隣、写真正面にキッチンがあります。グレーの部分の個室の壁は居間の天井まで達していないので、居間が広く感じられます。
この建物は木造ですが、屋根を鉄骨造として大きく空間を覆っています。ハイサイドライトを壁上部にぐるりと回して採光を得ています。

SSS house 居間・食堂(+3.75mレベル)

居間

ダイニング側から北側を見ています。鉄骨造の天井はそのまま北側のデッキの上に突き出し、大きな庇となっています。天井からペンダントライトがつり下げられています。
日が回るにつれ、ハイサイドライトからの光が内部空間の見え方を様々に変えますが、この写真は夕方になり太陽がある程度沈んだ数分間に見られる光景です。

SSS house 居間

居間

キッチンより北側デッキ方向を見ています。ダイナミックな天井です。
一番上に写っている鉄で出来た「弓」の様なのは、「張弦梁」です。細い部材で出来ていて空間の邪魔をしないように作られていますが、この梁が折半屋根を支えています。

SSS house 居間

キッチン

キッチンはステンレスと合板にて製作されました。低いカウンター収納がキッチンの足下を隠し、ダイニングへの配膳台を兼ねます。

SSS house  キッチン

断面模型

各部屋の床の高さ関係を表す模型。
写真で+0となっているのは地面の高さ。写真で+2550とある部分は床下収納。ここと同じ高さにも個室がある。

SSS house 断面模型

北西外観

道路を通してすこし遠方まで見える北側にデッキを作った。様々な高さに窓が穿たれているのが分かる。

SSS house 北西外観

南西外観

太陽の巡りとともにスリット窓より入る光も巡る。

SSS house 南西外観

設計概要

 主要用途 : 専用住宅
 設計監理 : 荒木毅建築事務所
 構造・構法 : 地下 鉄筋コンクリート造+ 地上 木造軸組工法 + 屋根 鉄骨造
 敷地面積 : 65.36m2(19.77坪)
 建築面積 : 40.64m2(12.29坪)
 地階面積 : 22.69m2
 1階面積 : 40.64m2
 2階面積 : 35.54m2
 延床面積 : 98.87m2

 
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