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屈斜路原野ユースゲストハウス


弟子屈の経験


 友人のY氏からユース・ゲストハウスの設計の話があったのは、2年前の冬であった。ユース・ゲストハウスとは、ユース・ホステルの一種で、施設としてのグレードを上げ料理などのサービスも向上させた新しい宿泊施設である。

 例のごとく、まず、敷地を見に飛んだ。そのころ、Y氏はまだ札幌に住んでいた。大阪育ちの彼は北海道を愛し、少年の頃からの夢だったユース・ホステルを開業しようと、札幌に移り住み、仕事の傍ら北海道各地を見て回って、ようやく川上郡弟子屈町の屈斜路湖の近くに、ユース・ゲストハウスに適した土地を見つけたのだった。札幌の彼の家で一緒にユースを経営されるご両親ともお会いし、そのまま泊まらせて頂いて、次の朝早く彼の自慢の4WD(デリカ)で弟子屈に向かった。

 札幌から弟子屈は遠い。冬場の8時間の道のりは助手席に座っている私には楽しかったが、運転している彼は疲れただろう。やはり、北海道は広いのだ。日勝峠を越えて足寄を過ぎ、阿寒国立公園に入ると山や森の姿が白い雪原とあいまって一段と美しい。蝦夷鹿の群れが木々の間を闊歩する様など、札幌育ちの私も初めて見る光景であった。




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