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旭川の住宅


東京のデザイン環境(北海道に無いもの)


 東京は温暖な気候であるから、あまり環境を気にせずともそれなりに建築は出来る。700年程前に書かれた兼好法師の「徒然草」にも「家の造りやうは、夏をむねとすべし」と書かれているくらいで、梅雨をどうにか凌げて、夏を越せればそれだけで充分住めなくもないのだ。

image01 冬の事を考えないで済むと言うのは、建築家にとってとてもありがたい事である。デザインの自由度が格段と増す。屋根にトップライトをふんだんに取る事だって出来るし、テントなどの素材を使う事もできる。窓も大きく取れるし、それどころか、壁全体をガラスにする事も不可能ではない。寒さを気にせず中庭の様な外部空間も自由に作れるし、吹き溜まりに頭を悩ます事なく凹凸のあるデザインも作れる。

 デザインの自由度が高いと、形の上での面白い工夫にも頭が回りやすい。それで、とても綺麗なものやユニークな建築も生まれやすいものだ。だから、そう言ったデザイン上の工夫に関してはこちらの人間の方が貪欲である。

  そういう土地で住み暮らした目で、久しぶりに北海道を見ると貪欲さに少々欠け気がしたものだ。どさんこの私としては、新しいデザインに対する貪欲さをカンフル剤として北海道に持ち込みたい気持ちにかられた。




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